手もみ茶とは

焙炉(ほいろ)という加温された台の上で蒸したお茶の葉を揉んだり転がしたりしながら成形していきます。
その形状は機械で製造した茶とは異なり、針のように細長く艶があり、芸術性の高さからも多くの評価を得ています。
ただ、1回の手揉みで製造できるお茶の量はごくわずかで、技術の習得者も少ないため、希少価値が高まっています。
手もみ茶は余計な力を加えられないため、お茶の葉の原型をとどめて製茶されています。
お湯に浮かべた手揉み茶は摘み取った時のお茶の葉の形に戻ります。
これは機械揉みのお茶にはない特徴です。
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手揉み茶を淹れると、煎液は金色に近い薄い緑色で、味はその色からはとても想像のつかない濃厚さと深みがあり、口中に広がる香りをお楽しみ頂けます。
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手もみ茶を作るには5時間も立ち通しでお茶を揉み続けなければなりません。
手触りと形状の変化に気を配り、匠の技で美しい茶葉に仕上げます。
まさに“一葉入魂” 作り手の想いの凝縮です。
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